19. 創価学会の年齢別人口の推定

近年、創価学会の若年層の減少が非常に激しいです。同時中継や座談会の参加者を見ても、大半はお爺ちゃんお婆ちゃん世代で、20代30代の青年はごく少数、10代の少年少女に至ってはほぼ絶滅危惧種という状況です。

 

そこで、気になるのが創価学会の年齢ごとの人口です。今回は、個人的に見聞きした情報や、他の方の検証をふまえて、創価学会の現時点での年齢別人口を推定してみたいと思います。なお、この推定はかなり大雑把なものとなりますので、あらかじめご了承ください。

 

まず、創価学会の会員で最も多いのは団塊世代(1947年~1949年生まれ)です。これは、創価学会の発展の歴史から見てもほぼ確実と思われます。

 

また、会員の総数ですが、既に多くの方によって検証がなされており、およそ300万~500万人程度であると推定されています。今回は400万人と仮定します。

 

そして、これは私が昨年に本部職員の方から直接伺った話ですが、「活動家の人数は一世代下がるごとに約1/3になる」とのことでした。これは、同時中継や座談会の参加者を見ていても実感できる妥当な減少率だと思います。活動家をやめた会員は子供を入会させる確率は低いと思われるので、今回はこの一世代ごとに1/3という値を会員の減少率として採用することにします。

 

また、世代交代にかかる年月ですが、現在、第一子の出産年齢の男女平均は30歳です。団塊世代が生まれた頃の出産年齢の男女平均が24歳であったことと、第一子だけでなく第二子、第三子が生まれる場合もあることを考慮して、世代交代には30かるとして計算することにします。その場合、年間ごとの会員減少率は(1/3)^(1/30) = 0.964、すなわち3.6%となります。

 

この会員減少傾向が、いつ頃から始まったかのは不明ですが、今回は団塊の世代の次の年(1950年)から始まったことにします。

 

また、蓮の落胤さんが本部職員の方から伺った話では、未来部(017歳の会員)の合計が現在約20万人とのことでしたので、これも考慮します。

未来部合計20万人の現実 - 蓮の落胤-創価学会、話そうか

  

また、1949年より以前に生まれた会員の人数は、日本の年齢別人口と相関するとします(総務省人口統計局のデータを参考)。http://www.stat.go.jp/data/jinsui/2016np/index.html 

 

これらの情報から導き出された創価学会の年齢別人口が、以下のグラフになります。 

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このグラフでは、団塊世代(69〜71歳)から未来部にかけて等しい比率で人口が減少していますが、実際は第二次ベビーブームの影響で、44〜47歳の部分の曲線がもっと盛り上がっていると思われます。しかし、全体の減少傾向としては、おおよそこのようになっていると思われます。

 

同時中継や座談会の参加者の年齢層を考えると、違和感のないグラフであると私は感じます。私の住んでいる地域は、高齢の会員が比較的多いとされる都内なので、異なる地域にお住まいの方は違った感想をもたれるかもしれません。

 

このグラフで気になる点は、蓮の落胤さんが算出した青年部120〜150万人に対して、青年部53万人と大幅に少ないことです。個人的には、青年部120〜150万人が未来部20万人に急激に減少するのは、少し無理があるような気がしています。これに関しては、どなたかご意見をいただけると助かります。

 

いずれにせよ、このグラフから創価学会がいかに危機的な状況にあるかがご理解いただけると思います。現在ですら、活動の主力である青年部が不足しており、中年期や高齢期の会員が仕事を回さなければ組織が立ち行かない状況です。その上、未来部がたった20万人しかいないのであれば、今後も青年部が減少し続けることは避けられません。多くの方が言われているように、20年後には組織が壊滅していても全く不思議ではないのです。もし壊滅は免れたとしても、現行の体制を維持することはまず不可能であり、大幅な活動規模の縮小を余儀なくされるでしょう。

 

よく言われている「少子化だから」という言い訳は通用しません。以下に、日本の年齢別人口と創価学会の年齢別人口の比較を示します。

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ご覧の通り、創価学会少子化は日本の少子化とは比べ物にならないスピードで進行しています

 

はっきり言って、創価学会の青年育成は失敗しました。

 

私は、会員数が多いことや増えることが成功の証だというつもりはありません。ですが、いくら創価学会が「大勝利」「大躍進」を叫んだところで、この現状を勝利や躍進だと思う人は一部の狂信者を除いて誰もいないでしょう。

 

そろそろ創価学会は現実を直視して、教義のこと、活動のこと、体制のこと、そして今まで社会に行ってきた様々なことに対して真剣に向き合う時が来ているのではないでしょうか。そうした総括を抜きにして、今までのように盲信しながら突っ走り続けても、輝かしい未来など絶対にやって来ないのです。

 

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